Japanese
English
特集 今日の甲状腺癌診療
診断の実際—私はこうしている
Diagnosis of thyroid cancer
三村 孝
1
,
伊藤 國彦
1
Takashi MIMURA
1
,
Kunihiko ITO
1
1伊藤病院
pp.1539-1543
発行日 1992年12月20日
Published Date 1992/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901049
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- 1ページ目 Look Inside
甲状腺癌の診断の基本となるのは触診である.触診で,悪性甲状腺腫が疑われた時は,超音波エコー,細胞診を行う.乳頭癌,未分化癌,悪性リンパ腫であれば,これだけでほぼ100%正確な診断が得られる.濾胞癌のうち被包型のものだけは,今もってこれらの診断法を駆使しても診断率は低い.触診,超音波エコーで良性腫瘍の様相を呈し,細胞診でも濾胞腺腫との鑑別が難しいものが多い.術中迅速標本が唯一の診断手段といえるが,迅速標本を行っても診断困難なものもある,今後の甲状腺疾患の臨床上,大きな課題の1つである.進行癌,再発癌では,癌の拡がりを正確に知るため,CT, MRI, DSA,気管ファイバーなどの検査が行われる.

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