Japanese
English
特集 今日の甲状腺癌診療
診断の実際—私はこうしている
My diagnostic strategies for thyroid cancer
隈 寛二
1
,
松塚 文夫
1
,
小林 彰
1
,
平井 啓介
1
,
横澤 保
1
,
村上 康弘
1
,
森川 正道
1
,
河合 啓介
1
,
森田 新二
1
,
玉井 一
2
,
宮内 昭
3
Kanji KUMA
1
1隈病院
2九州大学医学部心療内科
3香川医科大学第2外科
pp.1545-1549
発行日 1992年12月20日
Published Date 1992/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901050
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甲状腺癌の診断は,穿刺吸引細胞診の導入により画期的に向上した.超音波機器の進歩も腫瘤の発見,その所見の向上に大きく貢献した.また,最近発達した超音波ガイド下の穿刺吸引細胞診は,微小病変の診断に威力を発揮している,この2つの併用で甲状腺癌の診断はひと昔前とは比較にならないほど正確になった,CTスキャン,MRI,種々の核医学検査は,癌の拡がり,局所浸潤をみるのに非常に有効であり,手術前に癌がどのような性質のもので,どこまで拡がっており,したがって,どのような治療方針で望めばよいかが正確に立てられるようになった.
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