Japanese
English
特集 Encephalopathyの臨床
InsulinomaとEncephalopathy—症例および綜説
Encephalopathy in insulinoma
田中 早苗
1
,
田淵 勝輔
1
Sanae TANAKA
1
1岡山大学医学部第1外科教室
pp.1607-1612
発行日 1968年10月20日
Published Date 1968/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407204713
- 有料閲覧
PPV購入案内
1,320円 (1,200円+税10%) こちらは、1607ページから1612ページの文献です。
PPV(ペイ・パー・ビュー)とは、論文(記事)単位で購入・閲覧ができるサービスです。
購入には医書.jp本会員登録が必要です。
会員登録完了後に改めて上記「購入サイトへ」を選択してください。
または「購入サイトへ」選択後に「購入ログイン」、「新規会員登録」の順に進んでください。
会員登録について詳しくはをご確認ください。
購入には医書.jp本会員登録が必要です。
会員登録完了後に改めて上記「購入サイトへ」を選択してください。
または「購入サイトへ」選択後に「購入ログイン」、「新規会員登録」の順に進んでください。
会員登録について詳しくはをご確認ください。
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
HyperinSulinismにより低血糖症状をきたし,意識消失および痙攣発作等の脳症状を呈する疾患の原因として,膵島腫瘍(insuloma)が考えられたのはそう新しいことではない.すなわち,1924年,Harris1)がhyperinsulinismの概念をのべているが,1926年にはWarren2)が20例のinsulomaを剖検例より発見し,病理組織学的に観察している.ついで1927年,Wilder3)は意識消失および痙攣発作を頻発,死亡した症例に悪性の島腫瘍を発見し,さらにこの組織にinsulin活性が認められたことから,この患者にみられたhyperinsulinismによる臨床症状が,膵島β細胞の悪性変化に由来するものと推論した.ここにhyperinsulinismとinsulomaの関連がはじめて実証されたわけである.1929年にはHowland4)が初めて外科的にinsulomaを剔出して臨床症状を消失せしめた.
このようにしてinsuloma,すなわちβ細胞の機能亢進によるinsulin過分泌の結果,低血糖発作がおこつてくることが明らかになり,以後欧米では数多くの症例が報告されてきている.

Copyright © 1968, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.

