英語論文へのアプローチ
文献研究としての「綜説」(4)
内海 滉
1
1千葉大学看護学部附属看護実践研究指導センター
pp.199-207
発行日 1988年1月15日
Published Date 1988/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681200969
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引き続いてNR., Vol. 33, p. 39fを読んでゆくことにする。
さて,いよいよこれからがDr. Dolores Kriegerの登場である。前回の論文でも何度となく,その名が記載されている,治療的接触の研究・教育・実践ともに他の追従を許さない大立物である。筆者は残念ながらDr. Kriegerをあまりよくは知らないが,ニューヨーク大学の教授で,Ph. D. の称号をもち,ドクターコースの大学院学生を実験助手として縦横に駆使している,アメリカの看護界には相当の権威をもって君臨しているような――少なくともそういう風な書き方の論文が数多くあるので,これらがどのような点に批判を受けるのか甚だ興味深いものがある。わが国であったら,生命がけのことであろう。
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