Japanese
English
診断のポイント
連続性心雑音を有する心疾患—(1)ボタロー氏管開存症を中心に
新井 達太
1
Tatuta ARAI
1
1東京古女子医大榊原外科
pp.340-346
発行日 1966年3月20日
Published Date 1966/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407203915
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- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
連続性雑音を来す疾患のうちで最も多いのは,ボタロー氏管(あるいは動脈管)開存症である.その定型的のものは,診断が容易であるが,非定型的の場合は診断に困難をきたす場合があり,大動脈中隔欠損、冠動静脈瘻,Valsalva 洞動脈瘤破裂,心室中隔欠損を体う大動脈弁閉鎖不全との鑑別を行なう必要がある.これらの疾患は心雑音が類似しているだけでなく,脈圧の増大すなわち最低血圧がしばしば0を示し,心電図上,左室肥大を示すなどの類似点が多いが,手術の場合に,その到達方法が異なるので,その術前の診断は確実でなければならない.
そこで,ボタロー氏管開存症を中心にして,連続性雑音あるいはto and fro mur murを示す上記の疾患の特徴をあげ,診断の要点を記すこととする.

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