Japanese
English
綜説
初期乳癌の新しい問題点について
New problem of the mamary cancer in the early stage
久野 敬二郎
1
Kejiro KUNO
1
1癌研究会附属病院外科
1Japan cancer institute hospital
pp.965-968
発行日 1962年9月20日
Published Date 1962/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407202973
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1.まえがき
一般にどの臓器についてもその初期癌の概念を論ずることは相当に困難であろう.昨年福岡で行なわれた第4回癌シンポジウムにおいても初期癌の概念の決定的の結論は出なかつたようである.乳腺の初期癌についても同様で,特に病理組織学には問題が多い.またどの程度まで小さい癌腫を初期というのか,リンパ節転移のないものを初期とするかいろいろの問題がある.
初期乳癌の定義に関する論述はさておき,癌研外科において1946年から1960年迄の15年間に入院手術した乳癌830例について検討してみる.遠隔成績については1946年から1955年迄に手術した417例のうち根治手術401例について検討する.

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