Japanese
English
綜説
リンパ腺結核への塩基性アミノ酸製剤の局所應用について—臨床経驗について
高山 坦三
1
,
靑木 高志
1
,
新津谷 哲
1
Tanzo TAKAYAMA
1
1札幌医科大学外科教室
1Surgical Dept. of Sapporo Medical College
pp.121-124
発行日 1953年3月20日
Published Date 1953/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407201205
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1
新藥の続出は近来ことにいちゞるしく,しかも輝かしい各種抗生物質の成果やスルファミン剤の医療効果は,化学療法への信頼を一気に高めたかの感がある.かつてはサルバルサンをのぞいては化学療法に対しては,おおむね悲観的とまでゆかなくとも,一般に懷疑的であつたが,その観念がまつたく一変したかの観がある.ことに結核症に対する化学療法は,多くの学者の執拗,強靱な挑戰にもかゝわらず,強固な城壘のなかに閉ぢこめられたまゝであつたが,この一両年のあいだにその牙城の一角に崩壞の兆しがあらわれてきて,われわれ医師をして期待の喜びを感じさせている.
ひるがえつて考えてみるに,結核の治療剤の嚆矢は,1890年ベルリンで開催された第10回万國医学大会において,コッホによつて発表されたツベルクリンである.

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