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強力ネオミノファーゲンCの臨床應用及びそのアミノ酸代謝に及ぼす影響に就て
小森谷 正義
1
,
奥井 太郎
1
,
森 學隆
1
,
伊佐早 祐子
1
1京都大學醫學部皮膚科教室
pp.709-711
発行日 1953年11月1日
Published Date 1953/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491201085
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強力ネオミノファーザンCの皮膚科領域に於ける治驗については,既に各所において次々報告され,我々の教室でも先に藤浪,寺井が發表(綜合醫學7巻8號)してい為が,その後更に諸種アレルギー性皮膚疾患に用い見るべき効果を擧げているので,最近一カ年間の治療成績,ならびに本劑のアミノ酸代謝に及ぼす影響に就て得た1,2の實驗成績を報告する。
本劑は,グリチルリチン0.2%,システイン0.1%,グリシン2.0%なる成分を有し,システインはよSH解毒學説により,グリチルリチンは酸性體内解毒作用のある事により,アレルギー性疾患のみならず,一般中毒の解毒にも有効とされている。
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