Japanese
English
特集 肺移植をめぐって
肺移植の歴史と現況
The History and Current Status of Lung Transplantation
八木 一之
1
,
人見 滋樹
1
,
和田 洋巳
1
Kazuyuki Yagi
1
,
Shigeki Hitomi
1
,
Hiromi Wada
1
1京都大学胸部疾患研究所胸部外科
1Department of Surgery, Chest Disease Research Institute, Kyoto University
pp.413-418
発行日 1993年5月15日
Published Date 1993/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404900659
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はじめに
肺移植の歴史は古いが,安定した成績が得られるようになったのはシクロスポリンの臨床応用以降である1,2).現在,欧米では肺移植は特定の肺疾患の末期的状態に対する治療として定着し,1991年度には年間500例以上の肺移植が行われている.しかし,現在わが国では脳死ドナー肺による肺移植は施行されていない.肺移植実施に向けて,医学面での基礎的研究の積み重ねとともに,ドナー確保のためのネットワーク作りや社会的問題,特に脳死問題についての法的整備が行われている状態である.

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