Japanese
English
用語の使い方・使われ方
牛眼像(bull's eye appearance, Bullaugen Symptom)
牛尾 恭輔
1
1国立がんセンター放射線診断部
pp.1046
発行日 1992年9月25日
Published Date 1992/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403109976
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- Abstract 文献概要
悪性腫瘍が脈管性(多くは血行性)に,消化管の壁に転移して粘膜面に隆起を形成し,その中央部に陥凹を伴った場合,ちょうど牛の眼(Fig. 1)に似た像を呈することから牛眼像と名付けられている.ドイツの成書「Handbuch der medizinischen Radiologie Bd. 11, Teil Ⅰ」(1969)をみると,Bullaugen Symptomとは,周囲より明らかに隆起した限局性のこぶ状の腫瘤で,しばしば中央部にデレや潰瘍形成を伴うと記載されている.
牛眼像の表現は,最初に悪性黒色腫で使われたごとく,黒色腫が消化管に転移した例で典型的に認められる.Fig. 2は悪性黒色腫が小腸に転移したもので,牛眼像を呈している.しかし,他の悪性腫瘍が脈管性に転移した場合でも,この像を呈する.Fig. 3は卵巣癌が大腸に転移した例である.また,Fig. 4は耳下腺癌が胃に転移した例で,多発性に牛眼像が認められる.
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