特集 図説 形態用語の使い方・使われ方
第Ⅱ部 検査手技・所見等の用語
b.X線・内視鏡所見用語
cobblestone appearance
牛尾 恭輔
1
1国立がんセンター中央病院放射線診断部
pp.314
発行日 1996年2月26日
Published Date 1996/2/26
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403103986
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Crohn病の診断基準として挙げられている6項目のうちの1つに入っている.X線,内視鏡,切除標本の肉眼像を表現する用語として使用される.
“外観”と表現されるように,Crohn病で5~10mm大の半球状の隆起の集合した状態が,丸味を帯びた石を敷き詰めた外観に類似していることから,使われている用語である.したがって,1個1個の隆起の外観を示すものではなく,あくまで隆起の集合が敷石状に見える場合に使用されるべきであろう.
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