Japanese
English
今月の主題 ウイルス肝炎 Q & A
海外では肝炎に対してあまり薬が使われていないそうですが本当ですか.
松嶋 喬
1
1北海道大学医学部・第3内科
pp.1537
発行日 1990年9月10日
Published Date 1990/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402909582
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- Abstract 文献概要
欧米の慢性肝炎はCPHとCAHとに組織学的に分類され,CPHは進行性の経過をとらないため積極的治療は行わず,CAHが薬物療法の対象になっているようである.欧米のCAHの主因は自己免疫性でプレドニゾロン,アザチオプリンまたは両者の併用療法が行われている.また,B型慢性肝炎に対するインターフェロンα,β,Ara-A, Ara-AMP,Acyclovirなどの抗ウイルス療法,レバミゾール,インターフェロン-γ,トランスファーファクター,ステロイド離脱療法,シアニダノールなどの免疫増強または調整作用のある薬剤による治療は,有効率が必ずしも高くないことから,一般には使用されていないようである.ただし,欧米とわが国とではHBVの感染様式,キャリアの成立,肝炎の発症年齢などが同じではないので,B型慢性肝炎に対する治療成績の評価も同じ観点で論ずることはできないことを念頭におく必要があると思われる.
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