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増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第6集
血液生化学検査
血液ガス・電解質・微量金属
血漿浸透圧
菅野 一男
1
,
平田 結喜緒
2
1武蔵野赤十字病院内分泌代謝科
2東京医科歯科大学医学部第2内科
pp.426-427
発行日 1999年10月30日
Published Date 1999/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402906406
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- Abstract 文献概要
異常値の出るメカニズムと臨床的意義
血漿浸透圧(Posm)はNa,K,ブドウ糖などの容質濃度の総和によって決定される.臨床検査としては凝固点降下法によることが多いが,血中の各溶質成分濃度より,次の計算式により算出可能である.
Posmを決定する最大の因子は血清Na濃度である.したがって,高Na血症では血漿浸透圧の上昇を認める.Posmの上昇は,視床下部の浸透圧受容体を介して抗利尿ホルモン(ADH)の分泌を増加させる.ADHは腎集合尿細管に作用し,水チャネル・アクアポリン2(AQP2)を活性化し,水の再吸収を促進し(尿浸透圧は上昇),Posmを一定に保つように作用する.したがって,Posmは血漿ADH濃度,尿浸透圧と関連させて評価する必要がある.ADHの分泌異常と腎での作用障害を生じる様々な病態でPosmの異常が生じる可能性がある.
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