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増刊号 内科医のMRIとのつきあいかた
MRIで何がわかるか
頭頸部
頭頸部
鈴木 恵子
1
,
大川 智彦
1
1東京女子医科大学放射線科
pp.193-199
発行日 1997年10月30日
Published Date 1997/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402904772
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- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
MRIの適応
頭頸部領域は,頭部と同様にMRIの最も良い適応部位である.特に,呼吸による動きや歯のアーチファクトも少なく,濃度分解能も優れているために,CT以上に病変の広がりを診断することができる.頭頸部のなかでもMRIが最も適する部位は,咽頭や口腔や喉頭,および耳下腺である.頭頸部のうちで,おのおのの画像診断の適する部位を表1に示した.
咽頭や頸部食道については,それらの壁を形成する咽頭収縮筋や食道筋層がMRIで粘膜層と明瞭に分離されるため,悪性腫瘍においては筋層や筋層外への進展を診断することができる.また上咽頭では,頭蓋底の骨髄への癌の浸潤はMRIで明瞭に描出される.通常,CTでは骨の皮質の破壊性変化の描出は良好であるが,骨髄への浸潤についてはMRIのほうがずっと優れている.また上咽頭癌は,CTでは原発腫瘍とリンパ節転移が一塊となっていることが多いが,MRIでは分離して認められるなど,MRIのほうが病変の範囲の診断には有用である.

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