特集 プライマリケアにおける単純X線検査―ここまで読影することができる
その他の部位と異常
頭頸部
細川 崇洋
1
,
漆原 愛子
1
,
佐藤 裕美子
1
,
田波 穣
1
,
小熊 栄二
1
HOSOKAWA Takahiro
1
,
URUSHIBARA Aiko
1
,
SATO Yumiko
1
,
TANAMI Yutaka
1
,
OGUMA Eiji
1
1埼玉県立小児医療センター放射線科
pp.493-501
発行日 2022年3月1日
Published Date 2022/3/1
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000000101
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はじめに
頭頸部において,素早く検査が可能であり,骨や気道の評価が可能である単純X線は重要な検査である。外傷や呼吸困難の有無など,臨床情報に基づいて検査を行い,客観的な評価をすることが可能となる。大きく頭部,頸部に分けると,頭部では骨折の評価のほか,頭蓋骨形態の評価,そして頻度はまれながら腫瘍性病変の発見につながることがある。頸部では,副鼻腔の含気の評価,そして気道に関連する病変の評価のため撮影される。これらについて記載する。
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