増刊号 内科医のMRIとのつきあいかた
MRIで何がわかるか
脊椎・脊髄
脊髄
宮坂 和男
1
1北海道大学医学部放射線科
pp.183-192
発行日 1997年10月30日
Published Date 1997/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402904771
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
脊髄疾患におけるMRIの意義
脊椎・脊髄疾患の診断において,MRIはスクリーニング検査法であると同時に,確定診断法(goldstandard)でもある.MRI以外の検査法の意義が完全に失われたわけではないが,MRIを前提として他検査法の必要性が検討される.図1に,脊椎・脊髄疾患の画像診断のdecision treeを示した.特に硬膜内疾患でMRIの診断的価値が高い.一方,硬膜外疾患ではMRIと単純写真,CTなど他検査法は相補的である.
Copyright © 1997, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.