増刊号 内科医のMRIとのつきあいかた
MRIで何がわかるか
胸部
肺・縦隔
足立 秀治
1
,
楠本 昌彦
1
,
河野 通雄
1
1神戸大学医学部放射線科
pp.201-211
発行日 1997年10月30日
Published Date 1997/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402904773
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MRIは高速撮像法など撮像法の工夫やコイルの改良により時間分解能や画質の改善がみられ,胸部領域においてもMRIの有用性の報告が増加している1,2).しかし,MRIはある程度症例を選んでうまく応用しないと,あまり有用な医療情報を追加できないばかりか,医療費の無駄遣いや患者の体力消耗にもつながりかねない.そこで本稿では,代表的な症例を提示して,肺・縦隔疾患におけるMRIの適応と役割,造影剤の必要性の有無,および内科医のMRIとのつきあいかたについて述べる.
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