特集 真っ先に覚えておきたい画像診断の「サイン」
頭頸部
安藤 知広
1
,
加藤 博基
1
,
松尾 政之
1
1岐阜大学医学部 放射線科
キーワード:
頭頸部(head and neck)
,
画像診断(diagnostic imaging)
,
サイン(sign)
Keyword:
頭頸部(head and neck)
,
画像診断(diagnostic imaging)
,
サイン(sign)
pp.30-37
発行日 2023年10月30日
Published Date 2023/10/30
DOI https://doi.org/10.18885/CI.0000001463
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視神経眼窩部は軟膜,くも膜,硬膜に覆われており,視神経鞘には頭蓋内からのくも膜下腔が連続しているため,視神経鞘に沿って髄膜腫が発生する。視神経鞘髄膜腫は眼窩内腫瘍の約2%を占め,中年女性に好発する。臨床的には緩徐に進行する無痛性の視力障害や眼球突出を認めることが多い。小児例や若年例はしばしば神経線維腫症2型と関連し,成人例よりも浸潤傾向や再発率が高い。
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