Japanese
English
今月の主題 見えてきた腎疾患
病態の解明されつつある腎関連疾患
溶血性尿毒症症候群
五十嵐 隆
1
1東京大学医学部小児科(分院)
pp.2020-2022
発行日 1995年10月10日
Published Date 1995/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402903894
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ポイント
●下痢に引き続いて発症する溶血性尿毒症症候群の主な原因は腸管出血性大腸菌による消化管感染である.
●腸管出血性大腸菌の産生するベロ毒素は血管内皮障害,溶血,尿細管障害を起こし,腎障害を引き起こす.
●ベロ毒素を中心とする大腸菌毒素は腎障害だけでなく,消化管,脳,心臓にも著しい障害を起こすことがあり,近年臨床上の問題となっている.
●食肉は頻度は低いものの腸管出血性大腸菌により汚染されており,加熱不十分な食肉や生肉の摂取を避けることが本症の予防に重要である.

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