Japanese
English
今月の主題 内分泌疾患—今日の知識
診断のすすめ方
褐色細胞腫
佐藤 辰男
1
Tatsuo SATO
1
1熊本大学医学部・第3内科
pp.12-13
発行日 1982年1月10日
Published Date 1982/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402217571
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- Abstract 文献概要
褐色細胞腫とは,副腎髄質あるいは旁神経節から生ずる腫瘍で,カテコールアミン(以下,CA)を産生,放出する.したがって,この過CA血症により,高血圧をはじめ種々の臨床症状を呈し,しかも腫瘍を外科的に切除すれば,治癒せしめることが可能である.
本症の臨床症状は,5-Hとしてhypertension(高血圧),headache(頭痛),hypermetabolism(代謝亢進),hyperidrosis(多汗)およびhyperglycemia(過血糖)の5つに統括され,ほかにも体重減少,動悸,視力障害,便秘などが見られる.すなわち,高血圧でもバセドウ病や糖尿病を加味したものということになる.しかも,これらの症状が軽量の差はあれ,常に見られる持続型と,普段は無症状であるのに突然に出現してくる発作型とがある.
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