今月の主題 内分泌疾患—今日の知識
診断のすすめ方
鉱質コルチコイドによる高血圧
猿田 享男
1
Takao SARUTA
1
1慶応義塾大学医学部・内科・腎内分泌代謝科
pp.10-11
発行日 1982年1月10日
Published Date 1982/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402217570
- 有料閲覧
- 文献概要
アルドステロンをはじめ,デオキシコルチコステロン(DOC),コルチコステロンなど鉱質コルチコイドの過剰状態では高血圧が発症しやすい.しかし,これらの鉱質コルチコイドが主因となって生じる高血圧はそれほど多くなく,むしろ本態性高血圧,腎性高血圧あるいは神経性高血圧など,諸種高血圧の血圧調節に対する1因子として,重要な役割を果たしているものと考えられている.
Copyright © 1982, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.