臨時増刊特集 臨床医のためのCTスキャン
副腎
褐色細胞腫
pp.2277
発行日 1981年11月20日
Published Date 1981/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402217508
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褐色細胞腫はクロム親和性細胞から発生する腫瘍で,カテコールアミン分泌による症状を伴うことが多い.またその10%以上は副腎外に発生するとされ,10%前後の頻度で多発性腫瘍や悪性腫瘍が報告されている7).
当科では病理診断の得られた褐色細胞腫を3例経験し,そのうち1例は術後に再発した両側性の腫瘍であった,褐色細胞腫では時に腫瘍内に嚢胞性部分または壊死巣と思われる低吸収域が認められることがあり4),当科の症例でも2例で病巣内に低吸収域が認められている(図6).
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