Japanese
English
今月の主題 出血とその対策
血痰・喀血
血痰・喀血のプライマリ・ケア
光永 慶吉
1
,
橋本 憲一
2
Keikichi MITSUNAGA
1
,
Ken-ichi HASHIMOTO
2
1九段坂病院・診療部
2東京医科歯科大学・第1内科
pp.790-791
発行日 1981年5月10日
Published Date 1981/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402217161
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- Abstract 文献概要
血痰・喀血は,他臓器の出血と同じく身体の危機,生命の不安感を覚えしめる重要かつポピュラーな徴候である.下気道からの出血であるから,多量の喀血は常に窒息死が恐怖の的となる.しかし,経験的にこうした事態は喀血直後に起こり,患者の来院時や,呼ばれてベッドサイドにかけつけた際には,既にその危険は遠のいている.したがって,血痰・喀血のプライマリ・ケアにあたっては,患者や家族に徒らな不安感を抱かせることのないよう注意しつつ,適宜な応急処置をとるかたわら,手早く的確な系統的診察をして,出血源が主訴のように本当に下気道由来か確かめ,引き続き血痰・喀血の多種多彩な原因疾患のおおよその鑑別を行い,予後を考え合せて,専門医のconsultation,2次以降の高次医療機関への依頼をも配慮せねばならない.
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