Japanese
English
今月の主題 呼吸不全とその管理
呼吸不全の治療
薬物療法
金野 公郎
1
1東女医大内科
pp.1548-1552
発行日 1977年11月10日
Published Date 1977/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402207444
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はじめに
呼吸不全の治療目標は,動脈血ガス分圧およびpHの是正(PaO2およびpHの下限あるいはPaCO2の上限に関しても諸説1〜3)があり,急性あるいは慢性の概念にも問題があるが4))という極めて単純なものであるが,しかし呼吸不全を招来する基礎疾患はmultifactorial etiologyを有し,したがって,すべてに共通な治療方針を設定することは極めて困難である.また多くの場合,呼吸不全はemergency careを要し,かつまた表1に示す多彩な臓器あるいは組織系のいずれの機能不全によっても招来され,この点,呼吸不全の早急かつ適切な治療は臨床家にとり治療学のessenceともいえよう.呼吸不全の治療における薬物療法の占める役割は極めて重要で,その適切な投与によりO2療法あるいはventilator useからweaningまで患者の予後を大きく決定するともいえよう.本稿においては,呼吸不全の治療剤として比較的多用される薬剤についてのみ,その作用機序,副作用,一般的投与方法などに焦点を置き解説する.

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