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癌と内科医—ヒューマニズムの介入
小田切 信男
pp.927-929
発行日 1968年8月10日
Published Date 1968/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402202318
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- 1ページ目 Look Inside
癌は内科的に治しうるか
主題の"癌"と"内科医"とを相互に気軽く結びつけてもよいか,といえば,それは問題であろう.内科医を内科的に病を治す者とする常識的見地からすれば"癌は内科的に治しうるか"がこの主題から問われてしかるべきであろう.その結果,内科医は癌とは無縁なもの,と断ぜられることになるかもしれない.
"内科医は1人も癌を治してはいないではないか""癌を治している者は,ただ外科医だけである"と語り,"この手で殺すこともあるが,この手で治すのだ"と言いきって,癌患者の活殺の権を握る者は,まさに外科医のみであり,内科医のごときは,ただ癌について語ったり書いたりする"癌ジャーナリスト"にすぎないと,勇ましく言い放つ誇り高き外科医も出てくるほどである.

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