Japanese
English
症例報告
神経伝導検査による病態把握が歩行獲得に寄与した重症軸索障害型ギラン・バレー症候群患者の一例
A case of severe axonal Guillain-Barré syndrome in which pathophysiological insights from nerve conduction studies facilitated ambulation recovery
畑中 將希
1
,
山本 洋司
1,2
,
小森 隆一
1
,
渡辺 広希
1,2
,
成原 徹
1
,
平野 博久
1,2
Masaki HATANAKA
1
,
Hiroshi YAMAMOTO
1,2
,
Ryuichi KOMORI
1
,
Koki WATANABE
1,2
,
Toru NARIHARA
1
,
Hirohisa HIRANO
1,2
1関西電力病院リハビリテーション部
2関西電力病院医学研究所
キーワード:
複合筋活動電位
,
Modified Erasmus GBS Outcome Score
,
回復期リハビリテーション
Keyword:
複合筋活動電位
,
Modified Erasmus GBS Outcome Score
,
回復期リハビリテーション
pp.979-983
発行日 2026年8月15日
Published Date 2026/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091505520600080979
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- 参考文献 Reference
要旨
【目的】最重症ギラン・バレー症候群一例(軸索障害型)に対し,神経伝導検査の結果を踏まえ運動療法を実施した結果,良好な機能的予後を得たため報告する.【症例】80歳台女性,診断名はギラン・バレー症候群(Hughes分類V)であった.X日,四肢脱力を認めたため精査加療目的に入院し,免疫グロブリン静注療法が実施された.X+7日目の機能的予後予測スコアは12/12点,神経伝導検査では右正中神経,右尺骨神経の軸索変性を認めた.一方で,下肢末梢神経の軸索変性は認めなかった.X+115日,回復期リハビリテーション病棟へ入棟し,理学療法を担当した.【経過】神経伝導検査結果より下肢運動麻痺は機能回復が得られると考え,運動療法を実施した結果,下肢筋力向上を認め歩行獲得に至った.【結論】ギラン・バレー症候群において,電気生理学的所見を踏まえた介入が機能的予後に寄与する可能性を示した一例である.

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