Japanese
English
Close-up 理学療法士自身の健康を守る
精神的・心理的健康管理
和田 三幸
1
Miyuki WADA
1
1国際医療福祉大学小田原保健医療学部理学療法学科
キーワード:
リアリティショック
,
バーンアウト
,
離職
,
ワークエンゲージメント
,
ワークライフバランス
Keyword:
リアリティショック
,
バーンアウト
,
離職
,
ワークエンゲージメント
,
ワークライフバランス
pp.559-562
発行日 2026年5月15日
Published Date 2026/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091505520600050559
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理学療法士という仕事は,大きなやりがいや社会的意義に満ちた職業である.理学療法士として従事するためには3〜4年間養成校に通い,国家資格を取得する.就職後はスペシャリストもしくはジェネラリストをめざし,患者を治すべく日々の業務に加えて,on the job training(OnJT)だけでなくoff the job training(OffJT)でも自らの時間とお金を投資することで自己研鑽を重ねている.このように,理学療法士を志望する者は毎日コツコツと努力することができる真面目な性格の者が多い.
理学療法士が対象とする患者は,身体的な障害をもつ者がほとんどである.一方で,理学療法士自身も不調を自覚することがあるが,それは肩こりや腰痛,眼精疲労などの身体所見が多い.自らが普段接している領域と合致することから認知しやすいためである.しかし,身体的な疲弊が続くと次第に心の疲弊が生じるが,大半は無自覚なまま日々を過ごしている.このような状況を放置すると,抑うつ症状やバーンアウト(燃え尽き症候群),さらには離職という深刻な結果を引き起こす.

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