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増大号特集 —キーワードから読み解く—これからの精神医学・精神医療の10の潮流
Ⅰ 精神医学の潮流を読み解くキーワード
1.精神疾患の概念を問い直す
潮流② 個別化
プロセス・ベースド・セラピー
Process-based Therapy : PBT
樫原 潤
1
,
菅原 大地
2
1広島大学大学院人間社会学研究科
2筑波大学人間系
キーワード:
プロセス・ベースド・セラピー
,
process-based therapy
,
ネットワークモデル
,
network model
,
拡張進化論メタモデル
,
extended evolutionary meta-model
,
治療カーネル
,
treatment kernels
,
個別化
,
personalization
Keyword:
プロセス・ベースド・セラピー
,
process-based therapy
,
ネットワークモデル
,
network model
,
拡張進化論メタモデル
,
extended evolutionary meta-model
,
治療カーネル
,
treatment kernels
,
個別化
,
personalization
pp.512-516
発行日 2026年5月15日
Published Date 2026/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.048812810680050512
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- 参考文献 Reference
用語の定義
プロセス・ベースド・セラピー(process-based therapy:PBT)とは,従来の精神医療や心理療法において蓄積されてきた科学的エビデンスと,カテゴリー診断では描き切れないケースの個別性の双方を尊重するための,臨床実践の新たな枠組みである。PBTでは,個別のケースにおいてどのような問題の連鎖(プロセス)が起きているのか,患者固有の文脈をふまえて検討する。そのうえで,プロセスの変容に有効だと考えられる介入技法を先行研究からピックアップし,目の前の患者に合わせて治療をテーラーメイドしていく。従来の「診断カテゴリーに準拠して,既存の画一的な治療プロトコルを適用する」という発想を超えた臨床実践のあり方を,PBTは示している。

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