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特集 上部消化管手術における術野展開—究極の場面が語る名手のこだわり
総論
食道胃接合部の機能解剖—経胸腔・経腹腔双方の術中所見と整合性のある食道胃接合部の筋膜構造
藤原 尚志
1
Hisashi FUJIWARA
1
1東京科学大学消化管外科学分野
キーワード:
横隔食道靱帯
,
食道裂孔部リンパ節
,
胸腹境界部
,
同心円状モデル
,
噴門部
Keyword:
横隔食道靱帯
,
食道裂孔部リンパ節
,
胸腹境界部
,
同心円状モデル
,
噴門部
pp.394-401
発行日 2026年6月20日
Published Date 2026/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.038698570810030394
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POINT
●食道胃接合部領域に関する既存の解剖理解では,実際の術中所見と整合性がとれない.
●同心円状モデルでは頸部・胸部・腹部の三領域に連続的な消化管の固有間膜構造(すなわち「臓器層」)を仮定しており,これが横隔膜脚により締め付けられて食道裂孔部が形成されるものと考えることで,術中所見との整合性が得られる.
●三層・同心円状の構造を前提として考えると,「臓器層」(No. 110)のみの郭清で非開胸はある程度合理的だが,「腹側・血管層」(No. 111,112)までの郭清では両側開胸となるのが自然である.

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