論評
「新たな属性」を有する人々を地域共生社会はどのように包摂するか―がん患者・家族の支援策の調整を例に―
入部 寛
1
1日本社会事業大学社会福祉学部教授
pp.18-24
発行日 2024年9月11日
Published Date 2024/9/11
DOI https://doi.org/10.57527/JUNPO2940004
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はじめに 2016年以来政府が推進する、地域共生社会1の構想は、対象者の属性を問わず、誰もが「支える側」にも「支えられる側」にもなり得るという認識の下、地域において包括的な支援が行われる社会を目指しており、2020(令和2)年の社会福祉法改正で、包括的相談支援、参加支援、地域づくりへの支援を市町村が行う「重層的支援体制整備事業」等を具体策として法定化した。
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