論評
保健福祉専門職種等の在り方に関する研究③ ―複数資格取得のモチベーション等に関する研究動向
黄 辰悦
1
,
堀 真奈美
2
11)医療経済研究機構研究員
22)東海大学健康学部健康マネジメント学科教授、コペンハーゲン大学客員教授
pp.14-19
発行日 2024年4月11日
Published Date 2024/4/11
DOI https://doi.org/10.57527/JUNPO2924004
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1 はじめに 2012年5月11日に開催された「介護職員の処遇改善等に関する懇談会」では、医療・介護・福祉の仕事の基礎資格の在り方の見直しの検討が議論された。その後、2016年6月2日に閣議決定された「ニッポン一億総活躍プラン」では、「医療、介護、福祉の専門資格における共通の基礎課程の検討・業務独占資格の対象範囲の見直し」があげられており、一人の人材が複数の資格を取得しやすいようにすることに初めて焦点があてられることになった。現在の各専門資格は縦割りの養成課程だが、この養成課程を横断的な共通基礎課程と、専門課程の2階建てとすることが検討されている。
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