動向
データ数の少ないDPC対象病院の基礎係数を下げる -令和6年度診療報酬改定の内容⑤-
pp.20-23
発行日 2024年4月11日
Published Date 2024/4/11
DOI https://doi.org/10.57527/JUNPO2924005
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令和6年度診療報酬改定の内容紹介の最終回(5回目)では、DPC/PDPSと医薬品関連の個別項目をテーマとする。 DPC/PDPSについては、長年の課題に対応するため、患者のデータ数が少ないDPC対象病院には、低い基礎係数を設定するとともに、令和8年度からはDPC/PDPSの退出基準とすることを決めた。DPC対象病院のなかで、他のDPC対象病院と比べ、際立って診療密度が低く平均在院日数も長いDPC対象病院があり、医療の質の標準化をめざすDPC/PDPSにふさわしくないとの指摘があったことへの対応だ。データ数が少ないケアミックス型で、急性期医療も提供する中小のDPC対象病院にとっては、厳しい見直しで変革を迫られる可能性がある。 医薬品関連では、長期収載品に選定療養が導入されるほか、薬剤師の病棟勤務や地域医療貢献を促すための新たな加算を新設する。
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