論評
保健福祉専門職種等の在り方に関する研究② ―福祉職間の業務の在り方とタスクシフト・タスクシェアについて
黄 辰悦
1
,
堀 真奈美
2
1医療経済研究機構研究員
2東海大学健康学部健康マネジメント学科教授、コペンハーゲン大学客員教授
pp.16-21
発行日 2024年4月1日
Published Date 2024/4/1
DOI https://doi.org/10.57527/JUNPO2923005
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1 はじめに 少子高齢化の進展により、現役世代の人口が減少していく中で、保健医療福祉分野の人材確保は、喫緊の課題となっている。他方、地域包括ケアや地域共生社会の推進など、地域における利用者本位の包括的・統合的なケアの実践という観点からも、特定の専門職のみならず、業種を超えた多職種連携や組織横断的な人材確保・育成が求められる。近年、「働き方改革」や全世代型社会保障改革等が推進される中、政策的にタスクシフト・タスクシェアが重要視されており、各専門職はそれぞれの業務のみならず、隣接領域の業務を理解した上で、必要に応じて代替的に遂行することも期待されている。
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