論評
保健福祉専門職種等の在り方に関する研究④―保健医療福祉専門職間の需給推計方法について
小金澤 圭吾
1
,
堀 真奈美
2
1慶應義塾大学後期博士課程在籍
2東海大学健康学部健康マネジメント学科教授、コペンハーゲン大学客員教授
pp.22-28
発行日 2024年4月21日
Published Date 2024/4/21
DOI https://doi.org/10.57527/JUNPO2925006
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1 はじめに 第1回(本誌№2922)で述べたように、少子高齢化の進展により、現役世代の人口が減少していくなかで、保健医療福祉分野の人材確保は、喫緊の課題となっており、経済成長と労働参加が進むと仮定した場合でも、2040年には医療・福祉分野の就業者数が96万人不足すると推計されている。また、第2回(本誌№2923)で述べたように、近年の「働き方改革」や全世代型社会保障改革等でタスクシフト・タスクシェアが重要になるという認識が示されている。さらに、第3回(本誌№2924)で述べたように、複数資格保有が容易となり、多職種連携、専門職間のタスク・シフト/シェアが進んでいくようになると、保健医療福祉専門職の業務形態も大きく変わることが予想される。
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