特集 アレルギー疾患
セミナー アレルギー疾患への具体的アプローチ
食物アレルギー(成人)
正木 克宜
1
1国際医療福祉大学市川総合病院呼吸器内科
キーワード:
▶運動や鎮痛薬内服,飲酒などの誘発因子を含めた詳細な病歴聴取が正しい診断につながる.
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▶症状の再現性と全身症状の有無から感作抗原と病態を推測し,検査で確定する.
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▶小麦ω-5グリアジン,大豆Gly m 4,ピーナッツAra h 2,クルミJug r 1などに対する特異的IgE測定を用いたCRDは病態やアナフィラキシーのリスクの評価に有用である.
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▶不必要な抗原除去とアナフィラキシーのリスクの過小評価を避ける.
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▶成人の魚類アレルギーの主要な原因はアニサキスへの感染である.
Keyword:
▶運動や鎮痛薬内服,飲酒などの誘発因子を含めた詳細な病歴聴取が正しい診断につながる.
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▶症状の再現性と全身症状の有無から感作抗原と病態を推測し,検査で確定する.
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▶小麦ω-5グリアジン,大豆Gly m 4,ピーナッツAra h 2,クルミJug r 1などに対する特異的IgE測定を用いたCRDは病態やアナフィラキシーのリスクの評価に有用である.
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▶不必要な抗原除去とアナフィラキシーのリスクの過小評価を避ける.
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▶成人の魚類アレルギーの主要な原因はアニサキスへの感染である.
pp.1453-1459
発行日 2026年10月1日
Published Date 2026/10/1
DOI https://doi.org/10.50936/mp.43.10_013
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はじめに
成人の食物アレルギー診療では,「本当にアレルギーが原因なのか」「何を問診・検査で確認すべきか」「検査結果をどのように解釈するか」といった点で判断に迷うことが少なくない.成人例は小児例と比較して食生活が多様であり,原因抗原も多彩である.さらに,運動,薬剤,飲酒などの誘発因子が関与することで症状の再現性が乏しくなることも多い.そのため,単純な食事歴のみでは正確な診断や原因抗原の同定に至らない場合がある.原因抗原ごとの典型的パターンを理解し,①鑑別疾患をあげ問診で絞り込む,②検査により病態と原因抗原を確定する,③必要最小限の抗原回避により生活の質と安全性を両立させる,という3段階で整理すると診療の見通しがよくなる.本稿では頻度の高い小麦,甲殻類,バラ科果物および豆乳,ウリ科野菜,南国フルーツ,木の実類,魚,さらに被疑抗原が不明な場合について概説する.

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