Japanese
English
特集① 外来で要注意!アレルギー周辺疾患
食物アレルギー
Food allergy
山本 幹太
1
,
柳田 紀之
1
,
海老澤 元宏
1
Mikita Yamamoto
1
,
Noriyuki Yanagida
1
,
Motohiro Ebisawa
1
1国立病院機構相模原病院小児科
pp.692-699
発行日 2015年8月20日
Published Date 2015/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411200701
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POINT
●原因食物の摂取により,皮膚症状,呼吸器症状,粘膜症状,消化器症状,そして複数臓器に症状が出現することをアナフィラキシーと呼び,ショック症状(意識障害,血圧低下など)に進展することもある。
●問診,血液検査,皮膚テストなどで得られた情報を参考に,食物経口負荷試験で確定診断を行う。
●管理の基本は,正しい原因─アレルゲンの診断に基づいた必要最小限の原因食物の除去が原則である。
●誤食などにより誘発された症状に対しては症状/重症度に応じて,ヒスタミンH1受容体拮抗薬投与,ステロイド投与,β2刺激薬の吸入,アドレナリン筋注を行う。
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