History 筋ジストロフィー医療発展の歴史
筋ジストロフィーの治療研究の歴史(7) ―核酸医薬のデリバリーシステム―
武田 伸一
1
,
鈴木 友子
2
1国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター神経研究所 名誉所長/産学連携顧問
2帝京大学医学部脳神経内科 非常勤講師
キーワード:
アデノ随伴ウイルス(AAV)ベクター
,
核酸医薬
,
mRNA
,
ゲノム編集
,
脂質ナノ粒子(LNP)
Keyword:
アデノ随伴ウイルス(AAV)ベクター
,
核酸医薬
,
mRNA
,
ゲノム編集
,
脂質ナノ粒子(LNP)
pp.47-50
発行日 2024年11月20日
Published Date 2024/11/20
DOI https://doi.org/10.34449/J0119.04.01_0047-0050
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ゲノム編集技術を筋ジストロフィーの治療へ応用するには,全身の骨格筋へゲノム編集ツールを届けるデリバリー技術が必要である.これまで主流であったアデノ随伴ウイルス(AAV)ベクターは免疫反応のために反復投与が難しい.脂質ナノ粒子(LNP)などの非ウイルスベクターは反復投与可能で,CRISPR-associated protein 9(Cas9)mRNAとガイドRNAは短期間,一過性に発現するため,Cas9の持続的発現に起因するオフターゲット変異を回避できると考えられている.「KEY WORDS」アデノ随伴ウイルス(AAV)ベクター,核酸医薬,mRNA,ゲノム編集,脂質ナノ粒子(LNP)
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