State of the ART
腫瘍免疫微小環境とがん免疫療法のトランスレーショナルリサーチ
河口 浩介
1
1京都大学医学部附属病院乳腺外科助教
pp.17-23
発行日 2020年5月30日
Published Date 2020/5/30
DOI https://doi.org/10.34449/J0096.06.01_0017-0023
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「ポイント」・がん免疫療法により癌治療のパラダイムシフトがもたらされた。一方で効果が得られる集団は限定的であり,毒性ならびに医療経済の観点からもバイオマーカーの同定が急務である。・腫瘍浸潤免疫細胞が抗腫瘍活性を発揮するためには,1)Composition,2)Localization,3)Activationが重要な要素となる。・がん免疫療法の効果には全身的な免疫因子が深く関与しており,統合的な解析が不可欠である。
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