CLINICAL CONFERENCE 症例から学ぶ上部消化器疾患
第32回 ラズベリー様腺窩上皮型胃がんの1例
末廣 満彦
1
,
井上 和彦
2
,
久本 信實
3
,
藤田 英行
4
,
春間 賢
5
,
谷川 朋弘
6
,
浦田 矩代
6
,
笹井 貴子
7
,
河本 博文
6
,
眞部 紀明
8
1川崎医科大学附属川崎病院総合内科2
2淳風会健康管理センターセンター長
3淳風会ロングライフホスピタル病院長
4淳風会健康管理センター
5川崎医科大学・川崎医療福祉大学 特任教授
6川崎医科大学総合医療センター総合内科2
7川崎医科大学総合医療センター総合内科2
8川崎医科大学検査診断学(内視鏡・超音波)教授
pp.13-16
発行日 2020年12月25日
Published Date 2020/12/25
DOI https://doi.org/10.34449/J0039.16.02_0013-0016
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ラズベリー様腺窩上皮型胃がんはHelicobacter pylori(H. pylori)未感染の胃に発生する過形成性ポリープに類似した隆起型の胃がんであり,欧米では腺腫に分類されている。喫煙者の男性に多く,胃体部から穹窿部に発生し,多発傾向が認められている。今回,ラズベリー様腺窩上皮型胃がんを経験したので,若干の考察を加えて報告する。
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