特集 CURRENT TOPICS 4th GAST SUMMIT JAPAN学術講演会ハイライト
GI Research Topics:ピロリ内視鏡診断 2 人工知能を用いた内視鏡診断─AI vs Endoscopist. who will be winner ?─
平澤 俊明
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1がん研究会有明病院消化器センター上部消化管内科 副部長
pp.26-28
発行日 2020年2月20日
Published Date 2020/2/20
DOI https://doi.org/10.34449/J0039.15.02_0026-0028
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近年,各種メディアで「AI」「人工知能」という言葉を聞かない日はない。医療現場においても導入が進んでいる。そもそもAIとは,明確な定義があるわけではなく,「人間の知能をコンピュータ上で再現したもの」を大まかに指す言葉である。大別して,強いAIと弱いAIの2種類があるといわれる。強いAIとは汎用型のAIであり,SF漫画に登場する『ドラえもん』のように,幅広く何でもできるAIのことである。今のところこれは実現困難であると考えられている。一方,弱いAIとは特化型のAIであり,たとえば自動運転やチェスなど,何か1つのことができるAIである。現状では,この特化型のAIが,あくまで人間の道具という位置付けで活用されている。
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