Glaucoma Expert Discussion
配合点眼薬の使い方
相原 一
1
,
池田 陽子
2
,
齋藤 雄太
3
,
内藤 知子
4
1東京大学大学院医学系研究科感覚・運動機能医学講座眼科学教授
2御池眼科池田クリニック院長/京都府立医科大学客員講師
3昭和大学医学部眼科学講座 准教授
4医療法人社団尽誠会グレース眼科クリニック 理事長
pp.17-24
発行日 2023年3月31日
Published Date 2023/3/31
DOI https://doi.org/10.34449/J0024.01.65_0017-0024
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
緑内障に対し,エビデンスのある唯一確実な治療法は眼圧下降である.実臨床では2剤以上の点眼薬を併用するケースが少なくないが,多剤併用は患者のアドヒアランス低下を招きやすく,配合点眼薬の使用による患者のアドヒアランスやQOLの向上が求められている.現在,わが国においては新たな配合点眼薬の上市が相次ぎ,薬理作用で5カテゴリー,9製剤が臨床使用可能である.そこで今回は,眼圧下降療法における配合点眼薬の位置づけや有効性,安全性に配慮した使い分けについて,エキスパートの先生方に討論いただいた.
Medical Review Co., Ltd. All rights reserved.