特集 最近よく聞く他科の薬―先生の外来にこの薬を使っている患者さんがきますよ
第12章 眼
[眼科用剤(緑内障治療薬)]リパスジル塩酸塩水和物・ブリモニジン酒石酸塩配合点眼液(グラアルファ®配合点眼液),ブリモニジン酒石酸塩・ブリンゾラミド配合懸濁性点眼液(アイラミド®配合懸濁性点眼液)
坂田 礼
1
1東京大学医学部 眼科学教室
pp.748-752
発行日 2025年9月1日
Published Date 2025/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika136_748
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▪緑内障治療では多剤併用により点眼アドヒアランスの低下が課題である.
▪2010年より本邦でも配合点眼薬が使用可能となったが,従来は非選択性β遮断薬を含むため,使用に制限があった.
▪2020年以降,β遮断薬を含まない新たな配合点眼薬が登場し,呼吸器・循環器疾患のある患者にも使用可能となったことで,治療の選択肢が広がり,治療強化も柔軟に対応可能となった.

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