特集 生殖医学のcutting edge
精巣組織の培養
山中 弘行
1
1横浜市立大学医学部泌尿器病態学
キーワード:
精巣組織培養
,
in vitro精子形成
,
マイクロ流体デバイス
,
chemically defined medium
,
気相液相境界面培養法
Keyword:
精巣組織培養
,
in vitro精子形成
,
マイクロ流体デバイス
,
chemically defined medium
,
気相液相境界面培養法
pp.55-59
発行日 2019年6月1日
Published Date 2019/6/1
DOI https://doi.org/10.34449/J0015.26.02_0055-0059
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In vitro精子形成の歴史は1世紀近い歴史があるが,完全な体外精子形成法の完成には至っていない。われわれは2011年に気相液相境界面培養法に準じた培養方法を用いて,仔マウス精巣でのin vitro精子形成に成功した。現在,われわれはin vitro精巣組織培養の成績向上のために,培養液の改良と培養環境の最適化を図っている。研究を通じて,精子形成における脂質の重要性を示したほか,マイクロ流体デバイスを用いた高効率な精巣組織培養を提案した。これらの成果を解説する。「KEY WORDS」精巣組織培養,in vitro精子形成,マイクロ流体デバイス,chemically defined medium,気相液相境界面培養法
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