Japanese
English
今月の特集2 補体をめぐる話題
補体標的治療薬
Understanding the action and impact of new anti-complement therapies
植田 康敬
1
1大阪大学大学院医学系研究科血液・腫瘍内科
キーワード:
エクリズマブ
,
ラブリズマブ
,
アバコパン
,
スチムリマブ
,
ペグセタコプラン
Keyword:
エクリズマブ
,
ラブリズマブ
,
アバコパン
,
スチムリマブ
,
ペグセタコプラン
pp.93-101
発行日 2024年1月15日
Published Date 2024/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542203506
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
Point
●補体活性化経路は,古典経路,第2経路,レクチン経路の3経路により活性化され,C3の活性化を経て終末経路での膜侵襲複合体(MAC)形成に至る.
●C5阻害薬エクリズマブの発作性夜間ヘモグロビン尿症(PNH)における成功の後,C5a受容体(C5aR)阻害薬,C1s抗体薬,C3阻害薬などさまざまな抗補体薬が登場している.
●今後,抗補体薬の開発の進展とともに,さまざまな疾患の病態形成における補体の関与が明らかとなり,抗補体薬の有効性が期待できる対象患者の層別化が進むことが期待される.
Copyright © 2024, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.