連載 Medical Scope
ダイアベティス(糖尿病)治療・ケアにおけるダイアベティスのある人とのコミュニケーション ~スティグマとアドボカシーに配慮して~
田中 永昭
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1国家公務員共済組合連合会枚方公済病院内分泌代謝内科 部長
pp.72-76
発行日 2024年12月10日
Published Date 2024/12/10
DOI https://doi.org/10.34449/J0001.41.04_0072-0076
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ダイアベティス(糖尿病)のある人は社会からいわれなき偏見と差別を受けており、生きていくうえで社会的・経済的・心理的に不利益を受けている。この状態をスティグマという。医療従事者もスティグマの付与に関与していることが広く認識されるようになり、この状況を変えるためのさまざまな活動が展開されるようになった。この活動をアドボカシーという。医療従事者とダイアベティスのある人とのコミュニケーションにおいて、スティグマを付与せず、対等で相補的な関係性を構築するために、私たちができることは何か、そしてそれをどのように発信し、社会からダイアベディススティグマを解消していくかについて検討する。
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