連載 Medical Scope
日本における予防接種教育の現状と課題
齋藤 あや
1
1新潟大学大学院保健学研究科 准教授
pp.67-70
発行日 2021年4月20日
Published Date 2021/4/20
DOI https://doi.org/10.34449/J0001.39.04_0067-0070
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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行によって,小児の予防接種に遅れがみられている現在,予防接種スケジュールをもとに適切なタイミングで予防接種を行うこと,特に幼児期以降の小児は,COVID-19の影響により接種が控えられたワクチンの追加接種を確実に行うために,日本版Vaccine Information Statement(VIS)「知っておきたいわくちん情報」などの教育用ツールを用いて,正確なコミュニケーションをすることが重要である。また,Vaccine Hesitancyが世界中で問題となっている現在,どの医療機関を受診しても,予防接種に従事する医療者が同等の知識や水準をもって対応することがより一層求められている。
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