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今月の特集2 症例から学ぶフローサイトメトリー検査の読み方
急性骨髄性白血病(AML)—急性骨髄性白血病(分化型/単球性)
Acute myeloid leukemia(AML):acute myeloid leukemia(M2/M4)
田中 雄三
1
,
田中 由美子
1
1東海大学医学部付属病院臨床検査技術科
キーワード:
急性骨髄性白血病
,
AML
,
フローサイトメトリー
,
FCM
,
M2
,
単球性白血病
,
M4
,
M5a
,
M5b
Keyword:
急性骨髄性白血病
,
AML
,
フローサイトメトリー
,
FCM
,
M2
,
単球性白血病
,
M4
,
M5a
,
M5b
pp.640-647
発行日 2019年5月15日
Published Date 2019/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542202033
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Point
●細胞表面マーカー検査は,病型に特徴的な発現マーカーを理解して診断に利用する.
●ゲーティングは,目的となる細胞形態を観察してから実施する.
●陽性率の評価は,数値とスキャッタグラムを確認して実施する.
●t(8;21)(q22;q22)を有する急性骨髄性白血病(AML)は,CD19やCD56が陽性となる場合があり,細胞形態と細胞表面マーカーから病型の推定が可能な場合がある.
●単球性白血病では,細胞帰属と細胞分化傾向を評価するために細胞表面マーカー検査が重要であるが,M4,M5a,M5bの鑑別は細胞形態と併せて実施する.
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