特集 生殖医療の現在
多能性幹細胞からの生殖細胞分化
林 克彦
1
1九州大学大学院医学研究院ヒトゲノム幹細胞医学分野教授
キーワード:
始原生殖細胞
,
ES/iPS細胞
,
配偶子
Keyword:
始原生殖細胞
,
ES/iPS細胞
,
配偶子
pp.35-38
発行日 2016年4月20日
Published Date 2016/4/20
DOI https://doi.org/10.34449/J0001.34.04_0035-0038
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「はじめに」胚性幹細胞(ES細胞)や人工多能性幹細胞(iPS細胞)は体のすべての組織になる多能性幹細胞であり,その利用には基礎研究のみならず再生医療・創薬など,さまざまな分野において大きな期待がかけられている。生殖医療の分野に関しては,他の分野とは異なる倫理的・社会学的考察が必須であるが,多能性幹細胞を用いた配偶子の作製や配偶子分化のメカニズムの解明には大きな期待が寄せられている。本稿では多能性幹細胞からの生殖細胞の分化誘導について,最近の知見をわかりやすく紹介したい。「KEY WORDS」始原生殖細胞,ES/iPS細胞,配偶子
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