特集 分子標的薬と眼
6 TNF阻害薬
高瀬 博
1
1東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科眼科学
キーワード:
非感染性ぶどう膜炎
,
TNF阻害薬
,
インフリキシマブ
,
アダリムマブ
Keyword:
非感染性ぶどう膜炎
,
TNF阻害薬
,
インフリキシマブ
,
アダリムマブ
pp.367-372
発行日 2019年4月5日
Published Date 2019/4/5
DOI https://doi.org/10.18888/ga.0000001127
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ぶどう膜炎の大半を占める非感染性ぶどう膜炎の治療には,炎症による眼内の組織破壊を抑制する目的で行われる消炎治療と,炎症そのものの発生を防止する目的の免疫抑制治療(または発作抑制治療)がある。前者には主にステロイド薬の全身または局所投与などが用いられ,後者にはシクロスポリンなどの免疫抑制剤が用いられる。それらに加えて,近年では分子標的薬のひとつである腫瘍壊死因子tumor necrosis factor(TNF)阻害薬が免疫抑制治療と消炎治療の両者に用いられるようになっている。
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