特集 小児の不眠―眠れない子ども・眠らない子どもへの対策―
Ⅵ.子どもの眠りに影響する要因
リストバンド型デバイスを用いた大規模調査
岸 哲史
1
1東京大学大学院医学系研究科機能生物学専攻システムズ薬理学教室
キーワード:
ウェアラブルデバイス
,
大規模調査
,
睡眠時間
,
社会的時差ぼけ
,
睡眠健診
Keyword:
ウェアラブルデバイス
,
大規模調査
,
睡眠時間
,
社会的時差ぼけ
,
睡眠健診
pp.1365-1368
発行日 2025年10月1日
Published Date 2025/10/1
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000001844
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SUMMARY
▷ウェアラブルデバイスを用いた大規模調査により,日本全国の子どもの睡眠の量・質・リズムの実態が明らかになりつつある.
▷小中高のすべての学年で,推奨睡眠時間を満たしている子どもは少数にとどまる.
▷学年が上がるほど平日の睡眠不足を休日の遅起きで補う傾向が強まる.
▷一定数の子どもが「社会的時差ぼけ」状態にある.
▷科学的知見に基づいた睡眠の理解と改善行動に取り組むことが重要である.

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